エースの品格

南海、ヤクルト、阪神、シダックス、楽天。
物事をつぶさに分析、分析、分析。
書きとめた言葉で、人に教える。
三冠王や名監督というよりは、野村さんの
人としての考えた方に惚れてファンになった。

ヤクルト辞めた後に出された本は
ほぼ全部持っているかもしれない。
本自体、文章の感じとかはとりあえず。
ただ、最近になってよく読み返してみると
新たな発見が多いわけです。

プロだなぁと思ってしまう。

一番のお気に入りはその名のごとくで
「野村ノート」かな。面白いですよ。
イメージだと、弱いチームを強くするって
策士的な部分がクローズアップされるけど
本よく読むと違う。指導者なんだな。
選手をどう伸ばすかって技術の究極が「監督」と。

今日も講義でした。喋りながらはたと気付く。
周りには自分より若い人達がホントに増えた。
どうやら明日も若者に囲まれるようなんです。
自分の立ち位置を考えさせられますね。
彼らが選手で僕が監督だったら
僕はどうやってチームを勝利に導くか。

技術、戦術もしかりなんだけど
技術は努力だし、戦術は準備だったりもする。
でも技術、戦術だけで勝てない時もある。
そんな時、どう戦うのか。

個人的に思うのは、個々の選手が持っている
考えのエキスをどれだけ増やす事が出来るか。
かと言って一方的な考えろ、では埒あかない。
必要なのは人間学、社会学、組織学。
本来の得意分野を押さえつつ、その周囲を
どれだけ網羅して考えの底を上げるのか?


知らないより、知っておくコトが大事。
考えないより、考えてた方が楽に出来る。
考え方の変化で、取り組み方が変わる。



思考が人生を決定するんだ。



37歳の僕が選手としての経験を伝えるコト。
37歳の僕が指導者の言葉を身につけるコト。
今僕は、ホントにこの狭間にいる気がする。
そして、これからこうなりたいってイメージが
自分の中ではちゃんと出来てるつもりです。



一度だけ仙台のKスタに行ったコトがあるんだな。
飲み会すっ飛ばして楽天戦を観に行った(笑)
意識はしっかりと変わって、今年堂々の2位。
無理かもしれないけど、野村さんみたいな
説得力と存在感のある指導者になれたら。
そう思わせてくれる人を見ていると
ちゃんと努力できるんです。



19番の楽天のユニフォーム。
僕の宝物です。

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