数寄屋橋

この間、ふと目にとまった写真集。
あ、ロマンティックリハじゃないよ。
写真集のタイトルは「寿し」(笑)
銀座のすきやばし次郎って寿し屋で
84歳の大将の笑顔が在る写真集。
ご存知の方も多い、すきやばし次郎。
ミシュラン東京の3つ星店です。


「ここの寿しがねぇ」なんて
うんちく語れるほど美食家じゃない。
それ以前に、行ったコトないし(笑)
聞けば賛否両論ある店のようですが
もし行ったとしても、おそらく僕は
「美味しいね」と言うでしょう(笑)


僕が写真集でキュンとなったのは
(この「キュン」という表現は
かなり、的を得てると思います)
大将の白衣姿の堂々の一枚。
84歳でも凛として、職人の心意気を
からだ全体から醸し出しています。


あえて愛情を込めて言うならば
カッコイイじじいだと思った(笑)
「寿し」における自分の役割を
随分頑固に、好き放題、自分勝手に
貫き通した人って感じの白衣姿。
ココ、味以外にも行く理由を見る。


大将の存在があるから店が在る。
店が在って大将が元気で居られる。
だから大将のわがままもこだわりも
周りのみんながリスペクト。
もしくはそれを許す周りの心意気。
志と周囲と、カッコイイじじいと。


人は、志を掲げ、役割を理解し
まっとうする心意気と貫く努力で
必ずカッコよくなる。イイね、大将。
比較の無い斬新さや、似た目新しさ
無意識の横並びの安心感とは違う。
カッコよさって覚悟や潔さなのかも。


銀座の一等地で長く店やってるなら
美味しくて当たり前でしょう。
最初から美味しいって先入観を持って
是非ココに行ってみたいと思った。
84歳で、現役で、職人気質のじじい。
味も含め、その放つ光を見てみたい。


僕は毎日、光の当て方に悩んでいる。
どうやったら、この人が光るのか。
何を当てはめたら、この人は光るのか。
それがイコール寿し職人じゃないけど
瞬間でも、カッコイイ光を放つには
どうすればいいのか、いつも悩む。


でも、ふとイイ瞬間に出会う最近もある。
ああ、イイ雰囲気だなって思う瞬間が。
この場面、自分イメージに近いなって。
学者みたいにハッキリは示せないけど
ぼやけた輪郭を仮説で貫くスタイルで
日々、気づきや役割の意味を探ってる。


大将の白衣姿は光ってます。
ま。撮り方も上手いんだろうけど(笑)
こんなに光るじじいがいっぱい居たら
僕らはきっと商売あがったりですね。
でも、それでいいと思う。
その為に、仕事をしているんだから。


寿しは美味しいに決まってますから
大将の放つ光りを見に大切な人と一緒に。
でも…一見さんなら断られるかもですね。
じゃ、食べずに店構えだけ見よぅ(笑)
寿しの味しかり、本物の光は一見したい。
写真集、置いてます。是非ご一読下さい。




小椋久美子選手、引退しましたね。
実は小椋派、密かにファンでした…(泣)
オグシオの写真集も買っとこうかな(笑)
今朝の大雪から始まってもうこんな時間。
17時間ぐらい連続仕事の今、サウナも休み。
小椋選手の「正直、疲れた」、同感…。

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