Product

世の中には3種類の企業がある
1つは自ら新たにコトを起こす企業。
もう1つはその成り行きを見守る企業。
そして最後は、何が起こったのかと当惑する企業。



さて…プロダクトから考えていこう。
講義みたいになってきたなぁ(笑)
僕は、KOTLER先生の7つのPを使います。
これで7回ネタが持つし(笑)冗談です。
まず、Productの基本を考えましょう。



介護予防に携わる人(PT,CM,etc)は
見えるも見えないも関係なく
いわゆる利用者、という人に
介護予防を提供しようと考える。
僕らは、介護予防がいいと思うから。
しかし、相手はそう思っているか?
という問題があるのです。



人が「イイ」と思う背景には
自分にとってプラスの材料が必要。
自分の利益として判断出来るもの。
それが無ければ「イイ」と思わない。
介護予防が自分に「イイ」でなければ
つまり、それを選ばないというコト。



介護予防に携わる僕らが、
利用者さんに、
介護予防を選んでもらいたいと、
思って採る行動(サービス)。
これが「Product(製品)」です。



ですから、選んで貰う為に
Productを構成すると言われている
3つの要素を整理して備える必要がある。



一つ、利用者さんの本質的な利益は何か?
一つ、利用者さんに勧める行動そのものは何か?
一つ、利益を理解し、行動した時の褒美は何か?



単に「介護予防で健康っていいよ!」
これは、言えば押し売り(笑)でもよく見ます。
こいつはいけない。これじゃ売れない。
「いいでしょ、買いなさい」みたいな横柄さね。



利用者は介護予防で健康になった、その先が問題。
「介護予防な心身になった時、アタシって一体?」
そこが、利用者の利益のポイントなのです。


さらに、そこは人によって千差万別というコト。


その意味じゃ、成功する介護予防には
介護予防的な行動を採って頂くその中身に
利用者の利益を含めておくコトが、不可欠。



僕らが提供するのは介護予防サービスそのもの。
集団の行動志向も、個別の目標志向も
筋トレ、機能訓練、外出、外食、ものつくり。
そして、利用者の利益はそこから得られる実感。
介護予防を通じ得られた自分自身への良い影響。
その上で、実感や影響を形にした褒美の様なモノ。
この3つの要素をバランス良く持つコトで
そのサービスは利用者さんに選んで貰える製品へ。


それが、Product(製品)
形のないProduct(製品)


です。



マーケティングをやるのに
製品がなきゃ始まらない。
そしてその製品は相互に一体に、
今しっかりと、足を地につけた。





僕らは、デイサービスで
介護予防サービスという名の
笑顔の材料を売っています。





とかね。



おあとがよろしいようで。

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