大丈夫、面白く。

多数派でも少数派でも
基本、人が集まる所には
ルールが生まれ、従ってく。





そこに時間が重なると
ルールはどんどん増えてく。
最初から決めておけば、大丈夫。





この大丈夫が曲者(笑)





何が「大丈夫」なんだろうか?





考えずとも瞬時に応対出来る準備さか。
まぁ…そうであってほしい。





大丈夫の先には
想定された「答え」がある。
その「答え」に対して「大丈夫」なのだ。





では、想定しない答えが出た時はどうか?





大丈夫は、脆く崩れてしまうだろう。





そうするとどうなるか。





想定しえなかった答えを想定し直して
また新たにルールを作っていく。





それを、何回も何回も繰り返していく。





ルールはどんどん増えていく。





周りは、想定された事だらけになり
イレギュラーなど起こり得ない。
常にまっすぐなボールだけが飛び
常に予測されるボールだけが来る。





プレーする方は楽になる。
予測がし易いからエラーが無い。
決まって来るから打ちやすい。





そして気付くと客がいない。





そりゃそうだ。





ルールを観に来る客はいない。





でも、ルール無用でも客は来ない。





何やっているのか解らないから
楽しめる範囲のルールを知って
ゲームを観るから「面白い」んだ。





では何が「面白い」のだろう?





ルール、ギリギリの所での
ダイナミックな何かだと思う。
せめぎ合いの臨場感、息遣い、汗。
必死に戦う姿や全身で表現する喜び。
それに共感したくて客は観に来る。





大丈夫な試合は求められない。





面白い試合は、客が呼べる。





自分本位も、行儀よくも大いに結構。





ただ…面白いコトを言ってたいね。





せっかく発する言葉なら
つまらないより面白い方がいい。





面白い試合は
面白くしようとしないと
面白くならないよ。





面白さは想定の範囲の中に無いよ。





面白さは人に聞いては創れないよ。





それって面白いの?

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