壁に並んだ一枚一枚にある意味をなぞって自分を知ろう。

東日本大震災から6カ月です。





改めて、亡くなられた方々に心からご冥福をお祈りします。
我々理学療法士の仲間も一名、死亡が確認されてます。
岩手の人で、30歳。主任になり新居を構えた直後だった。
一旦は非難したそうです。でも、施設の入居者を助けに戻り
車いすを押す後から津波にのまれた姿が最後だったそうだ。





僕よりずっと若いし、生きていたとしても接点は無かった。
もしその彼が生きていたとしても僕と会う事は無かった。





でも僕は、彼を誇りに思う。





同じ仲間として、自分の命と引き換えに命を守ろうとした。
それが、理学療法士としてのプライドであったコトが誇りだ。
僕に出来るかなんて解らないけど、やって散った彼のコトを
悲しむのではなく、同じ理学療法士として誇りに思いたい。
人間だから色々あるけど、せめてその誇りを忘れずにいたい。





今日、一人仕事場で色々考えながら紙を創っていました。
一枚一枚の紙に僕なりの意味があって、貼っています。
いろんな時々で迷って、考えて、誰かを頼ったりすがったり
癒しを求めたり、でも仕事しかない自分に立ちもどったり。
紆余曲折しながら進んだ自分なりの苦悩を振り返りました。





終始意識し続けているのは、先に進めるコトです。





折々進めていく時に、折々完成点が出来上がってきます。
その時その時で完成にたどりついた事、人に満足します。
満足が終わりだとは思わない。次に続ける楽しみに変わる。
そんな場面や環境や、時間が提供出来た事に満足する。





でも、結局自分は完全なる満足には至っていない。
そんな毎日を毎日毎日続けてきた。それしか出来ないから。
一体いつ終わるんだろう、そんな葛藤と自分の気力とを
誰も見えない場所で天秤にかけながら進んできたつもりだ。





今日一日、ずっと考えて、終着点が見えたかもしれない。





僕はもう年を取り過ぎた。昔ほどの力は無く陰りも見えてる。
今の自分がピークの時の自分を大きく下回っている事ぐらい
自分が一番よく解ってて、だからこそ弱さを見せた人も居た。
でももう、それもひと段落させるぐらいの時期に入ってきた。
自分自身プロだと思ってた分、現役の限界、それがよく解る。





今日、自分の一番大事にしている場所の壁を整理してて
あぁ、ココまで行ったら僕は、もういつ終わってもいいなって
そんなコトを思える道筋を見つけるコトが出来ました。
僕が、プロのプレイヤーとして出来る最後の大勝負です。





決して奢っている訳ではありません。





でも、僕にしか出来ない最後で最大の仕事と思います。





これが終わったら引退とか、そういう話ではなく
その道筋をつけて終わるコトが僕なりの落とし前のつけ方。
好き放題、ルールを無視してやってきた自分なりのけじめ。
8番目まで提唱出来たら、Mr.KCはいつ死んでも満足です。





そんな自分の最後で、最高の時期に入ろうとしています。
全ての人に解ってもらえるはずはないと思っていますから
それはそれでいい。今着地出来た人達に無理は言わない。
ただ、僕をもっと解りたいと言ってくれる人なら無理を言いたい。





奢ってるんじゃないんだ。急いで、それが形になろうとしてる。
やっとここまで来たから、最後のイメージにたどり着くまで
今までやったコトのない最高の無茶をしてみたいのさ。
壊れてしまうコトも厭わないぐらいの無茶をしてみたいのさ。





それに必要なモノはそれなりにあって良いものも悪いモノもあるね。
でもそれを全部揃えて許してくれる人と自分の現役最後を彩りたい。





僕は、PTになってよかった。





目指すべき場所と、目指すべき自分が解って





それをまっとう出来るコトで喜んでもらえる人も居る。





づかれなくても、そうでなくても。






いい並びだ。





いい思考だ。






すべてがタイミングを向いている。





今だね。
今しかないよ。

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