日本人であるコトと、理学療法士であるコトと、考える人としての自分の表現を収めたら、大晦日にこんな文章になりました。

12月31日、大晦日。





今年は、随分「日本」を考えさせられた一年だった。
被災地に向かった、というのもそうかもしれないけど
日本人として、理学療法士として一体何が出来るのか。
人を惹きつけ募金を募る芸能人の真似は出来ないけど
今の自分が出来るコトがなんなのかを随分と考えた。





理学療法士だから、出来るコトはリハビリなんだ。





在宅リハを進めるコトの決意のきっかけの街が気仙沼。
僕には絶対忘れられない街であり、決意の街でもある。
在宅リハビリテーションを進め、進化させていくコト。
それが、理学療法士の僕が「日本」という国の為に
出来るコトなんだろうと決意してから半年経った。





今、その拠点となるべく事務所に一人。





配置を考え、変え、次の仕事に備える準備を始める。
大晦日だからこそ、始めるべきで、変えるべきなんだ。
常に進化を意識しなきゃだから同じ配置を長く続けない。
決意した仕事の形を実現させて一番を目指す為に。
出来る仕事の結果で地域利益を創出してく為に。





決意を促してくれた被災地の皆さんの為に。
近い将来、被災地に「2号店」を出したいと思ってる。
でもそれは、決して夢物語ではないと思っている。
今出来る僕の最大限を駆使するコトでひょっとしたら
実現出来るかもしれない、という所まで来てるんだ。
その為に、今の自分の仕事をしっかり考えてくんだ。




バカにする奴は好きに言ってりゃいい。






ちなみに、僕は「2号店」本気だ。





その為に必要なモノ。





それは何か画期的なモノでなくてはならない。
世の中が変わる時ってのは、産業革命っぽく
蒸気機関の様に革新的発明的な雰囲気が要る。
しかしだ、蒸気機関なんちゅうのは実際は
蒸気を圧縮して大きな力を生みだす仕組みのコトで
構成してるモノは、もともとあったモンなんだな。





在宅リハが進んでいくコトは、一つの社会のニーズだ。
そして恐らくは、それを否定する人はいないと思う。
ただ一点、あまり金をかけられないという矛盾点がある。
在宅リハは進んでほしいが、費用はなるだけ抑えたい。
その矛盾を解決すべく出来てきた答えが「自立支援」。





なるだけ不必要なサービスを利用しなくても
自分で生活が出来るライフスタイルを持てる様に
在宅で利用者、関係者を上手く導けますか、貴方達?
皮肉交じりにそう問われているのが我々リハ専門職。
でもそれは反面、世の中からチャンスを貰っている訳で
やって結果を出せたら、これは僕らの勝ちなんだ。





ただ、この勝負にはどうしても革命的な発明が要る。
コロンブスの卵、的な聞けば「あぁ」という話しでも
現実今、存在しなくてまだ誰も気づいていなくって
でも、立たない卵のソコを割ってすぐ立てて見せた様に
今日すぐに出来るモノでなくてはいけないんだ。





これは、どう表現すればいいかかなり悩んだ。
リハビリテーションマネジメントでリハマネとも考えたが
一般の人からすればまったく解らない表現なのでボツ。

一体どう言えば、画期的という価値を付加できるのか。
言えばそれは、既に存在してなくてはいけないし
まだ誰も言ったコトのない表現じゃないといけないし。





ハードル高いなぁ…

やっぱ無理かなぁ…

そんな表現なんて…











あった。





探してみるもんだ。





自分でノートになぐり書きしてる間に





ふと、生まれた組合せの言葉。












介護保険専属PT











治すのではなく、自立させるコトが仕事。
その自立のさせ方や、着地点の作り方は
介護保険専属PTの腕の見せ所なのである。
という空気感を持ってる介護保険専属PT。





実はコレ、今の所どの領域においても
表現されていないコトを確認している。
そもそも、理学療法士自体が介護保険を嫌がり
業界としても参入が著しく遅れている結果でもある。
実際会員の7割が医療所属なのに対し
介護保険所属と書くのは全体の3割にも満たない。





だからなのである。






介護保険専属PT





誰も言ってないというコトは言ったもん勝ち(笑)
参入割合が少ないってコトは市場があるってコト。
もともとリハは、とっつき難いだの動かないだの
関わりに壁があるだのとネガティブイメージだらけ(笑)
要は我々は仕事を頼みにくい面倒な存在なのだ。
ただその壁が壊れれば在宅リハは進むのである。





動くPT





送迎出来る。
訪問に行く。
施設に居る。





電話一本で駆けつけるPT。
宅急便のTOKIOの様なPT(笑)





かかりつけPTは偉そうなのでやめて
介護保険の専属PTだと言えばいい。





専属だから、頼みやすいのである。





例えば専属モデル、cancanとか→ベタや(笑)
そのブランドの服は自分の好みに構わず
見事にその服を着こなし客を魅了する。
デザインしたデザイナーが満足する。
掲載したファッション雑誌の編集者が喜ぶ。
そして着こなした自分の評価も上げるんだ。





現状僕らの業界はメーカーが二つしかない。





医療保険と介護保険。





今、在宅リハを進められる可能性を持ってるのは
明らかに介護保険であり、その利がある。
だって現に、訪問リハステーションは業界の悲願。
それが出来る方向に働きかけていくコトを
誰も否定はしないのである。





ただ、そこに自立支援という視点が要るんだ。
治療や施術、ではなく「自立支援」とい視点。





ではその為に、介護保険専属PTは何を学べばいいか。





介護保険でPTが関わるコトの骨格。






日常生活支援、地域支援、介護予防
(行政事業等への協力・支援)
予防給付、介護給付、施設給付
(通所、訪問、施設サービス)
地域包括支援センターとの関係
ケアマネジャーとの関係
他職種との関係
(マネジメントとマーケティング)
一個一個に深みがあるのは十分に解ってる。
その上で書いているので、ご指摘ご勘弁願う。





それに、介護保険専属PTというイノベーション。





これは、非常に良き製品に成り得る。
僕は既に加工技術を持っている。
売り手も評価し易い。製品の信頼だからね。
流通経路も販売経路も持っている。
ある意味ショップも持っている様なものだ。
ユーザーネットワークも持っている。
ある意味長崎は、靴を履いてない最高の市場だ。





実は、この後ろにもはもっと考えがある。
もっと大きな考えまで整理が済んでいる。
各方面との仕事が完全に繋がってるんだ。
政治的にも、経済的に、学問的にも
製品サポートからセーフティネットに至るまで。
これから取りかかる全ての仕事に理由づけが





出来ている。





仕事とは





イノベーションとマーケティング。
それをマネジメントするコトで
全ては顧客の為にある。





手応えバッチリ。





今年のウチにココに辿り着けてよかった。





自分の仕事をしっかりと進めていくコトで
自動的に決意の形も進んでいくコトになる。
そんな仕組みに仕上げたんだ。





2012年は、その仕組みを動かす年。





必ず、成功させてみせる。





そう誓いつつ…
残った掃除をしたいと思う(笑)





一年間、このログに綴った
僕のたわごとにお付き合い下さった皆さん。
ホントにどうもありがとう。





来年も夢みたいなコトばっかり書きます。





でも、夢は現実にしていくつもりです。





一つひとつね。





良い年をお迎え下さい。





気仙沼の後藤さん、小野さん。
仙台のつぼたん。
来年、一緒にいい年にしような!

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