墓にさい銭箱って…どうなんだろうね(笑)

敢えてココに居て、京都の話を書いておきたいと思う。
ココでの話はまた改めて書くというコトで。
正直、今の状況では一体何時交信できるか解らんが(笑)





少し時間も遅くなってきたので手短に書き留めておこう。





墓参りに行ったのだ。
随分の高台にあったなぁ…。
昇って墓の前に立つまでに
息切れも、足の筋肉の乳酸菌も著しかった(笑)





ついに墓の前に立ったのだ。
最初は何とも普通な感覚で
特別な思いのある場所という感じではなかった。





ただこういうものは
ジワジワあとから感慨無量になるものだ。
何故か最初墓を直視できず何となく先に
後ろに拡がる市内の景色を眺めてしまった。





振り返ってもう一度墓の前に立った。
二人と一人が静かに眠っていた。
墓標には見慣れた名前が刻まれていて
もう一度感慨無量の波が押し寄せてくる。





ついに来たなぁ。





墓にさい銭箱というのもおかしな話なのだが
墓の横にはさい銭箱があったので
少しばかりの小銭を入れて手を合わせてみた。





ついに来たよ。
ありがとうな、あんたのおかげで
ここまで来れたよ。





そんな言葉を心の中でつぶやく。
どこかの誰かが備えた花束と千羽鶴が
色の無い墓を彩っていて印象深かった。
手を合わせて目をつぶっていた。





パサ。





ん?





小さな音がした。
目を開けた。
墓と僕の間にすこしだけ
地面の土が見える部分がある。





そこに、枝が一本落ちてきた。





墓の周りにたくさん生えている木。
その木の枝らしきモノが
落ちてきたんだ。





枝は、なんだか今折ったみたいな折れ方で
なんかイタズラされたみたいに
ひょいと投げられたみたいに落ちてきた。





僕は上を一度見て
備えられてる花とは違うなぁと思いながら
その枝を拾い上げて手に持った。





「ちゃんと見てるよってコトじゃないの」





さぁ、それはわからない。
まぁ、偶然の出来事ですよ。




ただその枝は、僕のデスクの後ろで
ちっちゃい一本だけど力強く濃緑に
一輪ざしの中に居る。





すこしぐらい、そんな浪漫もあっていい。





もしそうなら、ありがとうよ。





頑張るよ。

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