新しい名刺を見てそれと気付いた廣澤君は、とてもいい感覚をしている。

ほぼ完成である。





後は戦略を確認しあいのろしを上げるのみ。
大凡これで主要なモノには十分な環境を創った。
まだ戦闘準備のモノもいるが、そこも想定内であり
今僕が座っている席を準備するつもりでいるので
後は其々の戦術の質を問うていくだけである。





そう、後は戦するのみである。





今日一つ大きな約束を執行し
夜に一つ小さな約束で整えた。
兵糧も兵力も十分な状態になった。





個人や顧客、組織や社会。
その基軸となる会社というチームは
誰のモノでもない、という事をを確認しておこう。
言えば全員のモノだという事も確認しておくべきか。
戦とは、誰かの自己満足の為にやるものではなく
勝つために敢えて戦という方法を取る事も確認する。





そして2012年度が戦の年であるコトを
僕は首尾一貫して言い続けてきた。





結局は、戦の意味である。





武器の善し悪しや、隊列の前後
位や勲章での上下左右などは
戦になれば何の役にもたたないし
そんな事で右往左往していれば
戦に負けて命を落とすだけだ。





いかに少ない犠牲で、最大の効果を上げるか。
相対的に見て、どの線で責め進めていくか。
結果、どの状況で勝ちと宣言するか。





自覚はないが、これでも一応社長で(笑)
うだうだ言わないかわりに考えてるコトは多い。
大雑把で忘れ物も多い僕ではあるが、それでも
薄っぺらい事で事を起すほど薄っぺらくないのだ。
薄っぺらい話は、薄っぺらいままでよい。
実はたいした問題でもないコトが多いからだ。





つまりは、どこを目指しているのか。
その最終形は一体どんな形なのか。
決まり切ったプロセスを踏襲し繰り返すのか
それとも奇をてらう方法で周囲を出し抜くのか。
そういった到達点を同じくして見えているモノが
いずれかの夢の形を同じくして見れているモノが
次の場所を探す仕事を共にするんだろうと思う。





収まるのは簡単である。
問題は収めた後、それをどう効率良く使うか。
それは感覚、ある意味、ネイティブな感覚だろう。
どんなに英語を勉強しても、ネイティブスピーカーに
発音で勝るコトは、無理なのである。





先日名古屋の会議に行った時に

チームメンバーだった広島の廣澤君が言ってた。







「リハビリテーションは予防やりませんからね」







「だから先生のトコはハビリテーションなんですね」







「それをトータルでシステムかぁ、大逸れてますね(笑)」







正直驚いた。





社名の本質を、質問無しで当てたのは
彼が初めてだったからだ。





イイ感覚をしている。





社名などしょっちゅう書いているが





新しい名刺を見てそれに気付く廣澤君は
とてもいい感覚している。





ほぼ完成しているのである。
だから、何が完成しているのか。





それが解るコトが重要なんだ。





それが解る感覚が重要なんだ。





さぁ、始まるぞ。

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