ホーム&アウェーの戦い方と、無茶を承知でやるコトで得られる喜びと。

久しぶりに午前様でお酒を飲んだ。
夜中まで一緒に居たい、ずっと語ってたい。
そう素直に思わせてくれる状況に幾ばくか思うコトがあった。






聞きたいと思ってくれる人達に語る。
聞こうと思ってくれる人達に伝える。
そして、聞きたくないと思ってる人達を諭す。






最近思う。3段目の仕事が一番難しく、一番やり難く、一番結果が出ない。
サッカーで言えばアウェーであり「勝ち点」を得るコトが難しい状況での試合だと言うコト。
味方が極端に少ない中で闘わなければいけない分、戦略や準備を周到にしていても勝てない事が多い。






そりゃ当然なのである。ホームで負ける訳にいかないのはどちらも同じコトであり
必死にホームでの勝ちを守りにくるから、選手もサポーターも必死になるのだ。
そしてふと気づけば、自分の周囲にもその図式が出来上がっている事に最近気づいた。






長いシーズンを戦っていかなきゃいけない時に、勝率10割はあり得ない。
勝つ時もあれば、負ける時もある。要は、いかに負けを少なくしていくか?という点であり
アウェーで戦う時は、勝ち点3でなく勝ち点1でも次に繋がる試合をするコトが大事だというコト。






もともと僕が未熟であって、十分でないコトが問題なのだが(笑)
それでもその未熟さをフォローしあう形が出来ればいいのになぁとずっと待ってみた。が、無理だった。
ハッキリ気づいてしまったコトは、現状の中にホームとアウェーが出来てしまったなぁと思うコト。






全体が一体的に一つのチームになればいいなぁと思ってた。
でも、それはどうやら甘い夢物語の様らしく、現実になる事はなさそうだ。
そうなれば戦い方は一つ。ホームでは勝ち点3、アウェーで勝ち点1で長いシーズンを戦う戦略。






決めてしまえば早いのである。要は勝ち点1の進め方でよい訳なので、つまりは引き分け。
攻撃より防御で点を取られない様な布陣で「0」を守ればよいのであり、攻撃の主力は必要ない。
もっと言えば、攻撃しなくていい。勝ちにいく布陣を敷かなくていいと思えばスッキリするのである。






勝ちにいく布陣を敷いて試合に臨むチームの形が要る。
最低限負けない形で勝ち点1が取れればいいチームの形も作っておく。
現場を見る事が重要だと知ってるので、今回、この二つを使い分けていくコトを腹に決める。






それが、長いシーズンを戦っていく上で重要なコトであり
優勝が監督の責任なら、僕はチーム全体を優勝に導くコトが僕の使命だし。
ホームとアウェーの使い分けを覚え、攻撃と守備も使い分けが出来なくてはいけない。






そう思えば、ココが一軍なのだろう。






夕べはホントに楽しかった。
聞きたい、という目をする人に話すコトほど楽しいコトはない。
理解されている実感があるし、その分「彼らの為に何かを」と真剣に思うのだ。






聞く目に、夢があるのだ。






彼らのまなざしは、決して、薄っぺらい知識の羅列を聞きたくてキラキラしている訳でない。
これから先に長い長い人生において、自分がどんな道に進むべきなのか?を知りたいという目だった。
楽しいコトも辛いコトも、まだ何も解らないながらに、自分が生きる道を探そうとする目があったんだ。






僕は、そういう彼らの為の道を創ってあげたい。
進もうとしている所に道がなければ、先に行って道を拓く。
確かにキレイ舗装された道をきちっと創るコトは無理かもしれないが
先に拓いた道の整えるコトで、拓くコトと整えるコトで彼らとの仕事の形を創りたいと願う。






出来上がった道路を後からふんぞり返って歩いてきて、道が出来ているのは当たり前と言わんばかりに
ココは穴が空いている、ココは色が剥げていると指摘だけする仕事は今の僕には申し訳ないが時間がない。






何もない所から創っていくコトは本当に難しい。
僕と僕のチームは今まさにそのど真ん中に居て、辛いコトやしんどいコトばかりの毎日。
面白くもなんともないコトが続く毎日に耐えなきゃいけない日々が続いているんだ。
でも、それでも、そんな仕事に直面して、一緒に進んで苦労がしてみたいんだ。
苦労するコトで、一番の喜びが得られる、とういうコトを伝えたいんだ。






昨日夜中まで話した彼らは、まったく何もない所から、何か一つ、自分たちでやろうと決意している。
今の自分と、自分の仲間との毎日に、その姿がすごく重なるので放ってはおけなかった。
何か一つ、形にする喜びを学んでほしい、そう思ったんだ。






こんな40手前のオッサンに、まだ何か出来るコトがあるのなら
喜んで先に立とうじゃん。道創るコトに挑戦しようじゃん。そう思わせてくれた。






今日になって、まだ少しお酒の残る朝に、彼らから御礼のメールが何通も届く。






>先生が「かっこいい」と思います。
>すごく興味が湧きました。
>みんなと一緒に頑張ってみようと思います。






今、大好きなVAN HALENのCDを聞きながらコレを書いてる
2月に新譜が出てたのを知らず、今になって慌てて買って聞いてる。
僕のギターの神様、EDDIE VAN HALEN も今年57歳だそうで、時間の経過を感じる。
でも、CDの中のギターサウンドは完璧で、下手すりゃ余計エネルギッシュになっている。






聞いてる40手前の僕が、キラキラしているのだから。






ギター一発、ガンと鳴らすと老いも若きもみんなキラキラする。
僕も、そうありたい。






恭輔、達哉、うけっち、忍、お疲れさん。
とっても楽しかったよ。
おそらくこれから本番までの3ヶ月は
とてつもなく大変だと思う。






だから、その大変さも全部楽しめ。
努力を怠らず、失敗を恐れるな。
成功のイメージを持って走る。
そしたら、大成功さ。

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