週末、島に居た。船で4時間半、着いた先は人口3000にも満たない島。島の中には信号機が一つだけらしい。

島を少しでも盛り上げたい。その熱意にかられてから5ヶ月。まだ残ってるコトも多いのだが形にはなった。一通り島を回り、まぁ上手くいくだろうと思った。必要なコトはだいたい揃ってて、足りないのは少々の機材ぐらいのもんだった。

乗っけてもらった軽自動車で島を回ってる時に、自分の一回目を思い出してた。

何にも解らない、確証も無い。あるのは「何とかしたい」という思いだけ。一歩踏み出すというコトはとても不安だし、人がしないコトをする時に自信など無い。でも、それを承知でやった時に初めて、あぁこんなコトも出来る自分が居るんだってコトに気づき、そこに結果が残る。そうやって何年仕事し続けてきたかなぁ…、少しは仕事出来る様になったのかなぁ…。そんなコトを思いながら車の窓に流れる漁師町の岸壁を眺めてた。

夕食を頂いて缶ビールを3人で10本空けた。ビール飲んで少し赤ら顔の彼らの言葉。ありがたいコトを言ってくれるなぁと思いながら笑って聞いていた。僕も、上機嫌で語った夜だった。

島は、悪くないよ。

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