大人

一体どこが周りと違うんだろうと思ってみていてわかった。彼は、好きでやっている。


好きでやっている人というのはそもそも、仕事を課題や問題や作業として捉えてない。だから、仕事を進める上で規律だの常識だの細かいコトを気にしない。好きだから突っ走りたいので、ワガママを言ったり、いちいち立ち止まったり、人の不手際や自分の常識と合わない事を探したり、なんてマネをしない。


そんなもん、危険と隣合わせでないか。そう批判や非難する人も多いと思う。そう言う人に言いたい「じゃあ自分でやってみろ」と。自分で何かを始めようとする時に、それまでと同じ様に細かい事やワガママを言い、協力してくれてる人への批判をしつつ「自分で始める」という事をやれるもんならやってみろと言いたい。


何かを始めるコトが出来る人は、コトに対する怖さや不安、危険や責任を覚悟でやっている。ただ、敏感な人ってのはその重圧に耐えられないからやらないか途中でやめてしまう。少しばかりこんな仕事の経験を積んだ僕から言わせれば、コトを起こす人間は鈍感な方がいい。敏感ならつぶれてしまうからだ。


今日、終止彼の立ち振る舞いを見ていて思った。彼は大人だ。人に教えを乞う時、話を聞く時、くだけた話で笑うとき、考えながら振り返る時、その時々で姿勢を崩さないし、じっとしてソワソワしない。優しい感じはあるのだが基本がゆるくない。好きなコトを突っ走ってやりたいという大人の鈍感さにひどく共感した。


大人であるというコトは、好きでやってる仕事があるってコトだ。

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