自分で動いて地域だ。

医療産業は、全て地域包括支援に向かう。そんな一文を、どこかしらで目にした。


ここしばらくは、とにかくもう一度自分で自分の地域を歩いてみようと、ひたすら一人であちらこちらを回っている。一瞬無駄かな…と思う様な場所にも顔を出してみて、地域というモノを今一度肌で感じてみようと思いながら外を歩いている。おかげで一日終わると足がパンパンになるんだ。


一頃よりも集まる人は減っている様な気がする。自分の会社のお客を見てもそうだが、ずっと来てくれてるお客さんが居る反面、顔を見なくなった人も多い。一件一件回る事業所さんのケアマネも顔ぶれが変わっている所、変わってくいく所もある。街の空気も、人の流れも、意識して走って初めて解る変化がある。


そんな地域の変化を肌で感じて、その変化に対応出来る様に少しずつでも変えていく。地域リハとはそんな地味な仕事だと思うし、地味で当たり前の仕事だと思ってる。しかし、実はその地味な仕事を欲しがっている人は多い。地域を走り回って得る「カンガエカタ」地味にやってく「ツカイカタ」だと思う。


カンガエカタとツカイカタはおそらく相当のモノがある。問題はそれをつなぐ「ヤリカタ」が無い。色んな街のカンガエカタと、土地土地でのツカイカタ。これをつないでひろげるコトが出来たら…。僕の30代ってのは、これを考え続けた十年。THSというモデル図の呪縛(笑)をどうやって現実にするか。


そこを解決する手段は一つ、日本レベルで考えるしかなかった。違う土地のカンガエカタを、自分の地域のツカイカタにするには、どうしても「一経路」が必要になる。中継基地は東京にある。肌で感じる「カンガエカタ」を、東京を経由するという「ヤリカタ」で、土地土地で「ツカエル」モノに仕上げる。


THSという形とは実はそんな「システム」
だから行き着くのが「情報」
働きかけるのは「周囲」


だから、地域リハは自分で動かなきゃダメだと思う。
ずっと追った夢の形は、自分で動いて見えると思う。


地域は、自分で動いて地域だ。

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