リサイクル

台風一過。



遊び場フェスタが終わり、後片付けの一日を経て、台風が来た。おかげで休まる暇も無く、今のやっと落ち着いて、自分の気持ちを言葉にしようかなって感じでmacの前に座った。でも、明日の朝締め切りのスライド資料はまだ出来上がっていない(笑)



9月15日、遊び場フェスタ ファイナルが無事終了できた。ご支援、ご協力頂いたすべての方々に僕が出来うる最大限で感謝を申し上げたい。総勢300人を超える参加者、関係者のお力添えが無ければ絶対に成功はなかった。本当に感謝しています。ありがとうございました。



その一方で、自分自身も誉めてやりたい。よくもまぁ、5年もやり続けたもんだ(笑)自己犠牲も肉体疲労も大きかった。事故や天候の不安で眠れないコトもしばしば。直前の1ヶ月など、殆ど気の休まる暇も無いぐらい精神的には追いつめられる。でも、それでも5年。僕はよくやった。



遊び場フェスタは完璧だった。プロセスも結果にも、不具合はあっても問題は何もなかった。それは、5年という時間が積み上げた自信であり信頼だったし、すべてにおいて自信と信頼が共有されていなければ成功には絶対届かなかったと思う。だからこそだ、その5年、そして自信と信頼が問題だと思っている。



回を重ねるごと、少しずつ自分の中にズレを感じてた。本当に「何かをやろう!」と思いながら始めたコトが、いつの間にか定期的な「何か」としてそこに有る形になってく。それはそれで、良い形だと言えない事もないのだが、やはり5年の歳月で変わってく色んな事と、会自体の変化とをリンクさせれなかったのは僕の責任だ。



会の成功に自信はあっても、時の流れの変化に対応出来てない。
どうにかしなきゃ。だからこそ、今回を「ファイナル」としたんだ。



地域や人、仕組みや環境、価値観や意識は絶えず変化をしている。5年前と今とがまったく同じ状況なんてありえないし、変化に対応した仕事の仕方が自分の目指す所である以上、今のままの遊び場フェスタ、そしてその環境を続けていくコトは出来ないと思った。



そこには、また新しい問題がある。
そして、その問題が何かも解っている。



だから今は、その問題が解る人を一人でも増やさなくていけない。



昔もそうだった。それが問題だとは誰も思わないコトを問題として、右も左も解らないまま数人が寄り集まり、あーでもない、こーでもない、といって議論を重ね、無茶をして反省をし、互いの信頼を高めて創意工夫に三日三晩なんてコトもあった。



少し時間が経った今、思う。過去は過去なのだが、過去だからこそ大事にしていたコトであり、今僕に必要なコトは自分がそこに至ったプロセスをもう一度、過去に習って一から始めてみるコトだと思ってる。ただ、それはもちろん、過去のままを踏襲するというコトではなく、過去のプロセスを今の資源で新に「リサイクル」するというコト。素晴らしいカンガエカタを、もう一度磨き直して、今の問題に対応出来る形に「リサイクル」していくコト。だからどうしても今、リセットが必要なのだと思う。



これまでの何が大事かをもう一度よく考えるコト。その理由がなんなのか?そして、今の問題と突き合せて考えた時に、僕らは、何をどうやって、僕らの理学療法士の仕事としていくのか?



終わるから終わりではなく、終わりから始まる。
終わるコトでまた新しいコトを考えるコトが出来る。
新しいコトを始めようという人と出会えるコトが出来る。
また新しい何かが始められたらそれは僕らの資源になってく。



僕は、リハビリテーションを産業にしようと思っている。



他の人と同じ、ではダメだ。

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