プロ

40歳になって半年。
これからの10年を僕はどうしたい。
なんてコトをサウナの中でよく考える。



20代や30代できなかったコトを40代で…とかはあんまり思わないけど、40代の自分が新たに、これから10年をどうやったらかっこ良く生きていけるか、とはよく考える。で、それ具体的に何なの?と言われると、まだハッキリとは見えてはいないんだけど、おぼろげながら見えてるモノがある。



プロになってみたい。



臨床も、研究も、教育も、起業もやった。白衣も着たし、先生にもなった。社長になって、協会にも出入りする様になった。人もお金もモノも情報も…奢るつもりは無いけど、ココ10年で僕は、それなりにそれぞれを扱える様になった気はしてる。



でも、何一つプロと呼べる仕事がないなぁ…なんて。



それぞれを中途半端だとは思わないんだけど、ちゃんと結果残してるつもりだけど…なんだろう、まだ僕はプロの域に達してないなぁって思う。出来るコトが増えて、結果もそれなりだと、面白くはあるんだ。でも、いつも思ってる。もっともっと「好きでやってる自分」を、もっともっと表現したいと感じてる。



最近、ふらっと舞台を観に行った。会社の仲間に言うのが気が引けて(笑)コソっと観に行った。舞台の俳優さんは…プロだったなぁ。たった二人の役者しかいない舞台に、すごく沢山の登場人物が見えるというか。ストーリーを演じて、語りだけでなく、空間や空気そのものまでを見せてしまうその表現力というか…。



プロだなぁと思った。



どうしてあんなコトが出来るんだろうと思いながら観てて、気づいたコトが一つあった。彼は、好きでやってるんだろうなってコト。おそらく、演じるコトがもの凄く好きで好きでたまらないんだろうなって思う。好きでやってるからこそ、表現が観客を魅了するし、自分自身もすごく充実してるんだろうなって思った。



僕は、リハビリテーションって舞台で、理学療法士って役者をやるコトが好きだ。でも、どっちかって言うと、演じるより舞台そのものを創って魅せる方がもっと好きかもしれない。観に行った舞台に魅了されながら僕は、好きでやってくコトを極めるプロの姿を、やっぱりカッコいいなぁと思って観ていたな。



プロになるために、好きでやっているというコトも、もっともっと表現したい。



舞台でキラキラしてた俳優は、僕と同じ40代の男の人だった。
俳優で、演じ続けて、いろんな経験を経てプロになってる。
でも、40代でかっこいい。



好きなコトをもっともっと好きになっていける40代。
好きでやってるってコトを表現出来る40代って…いいなぁ。



そう思わない?

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