農業と地域

仕事で熊本に行ってきた。



考えずに話していて、自然な会話の中で、ふと自分で自分に上手いコトを言うもんだと感じる時がある。



その彼とテーブルを挟んで向かい合い、お饅頭を食べつつたわいない話題をやりとりしていた。彼は僕の話にメモを取るのに必死だったと言っていた。正直そんなメモとって勉強してもらう様な話をしたかどうかはわからないのだが、それでも彼は楽しかったと言ってくれたのでよしとしよう。



その彼と話をしていた時のコト、僕は地域リハは農業みたいなもんだと表現した。



種を巻き、収穫して、利益を得るまでが長いのが農業。地域リハも似た様なもんだと思う。現金商売でもないから今日明日で日銭が行き交う事は無い。保険商売なら報酬が入るのは2ヶ月後だし、利用者の信用なんてお天気みたいなもんで日々コロコロ変わって収穫にまで影響する。だから、地域は農業と同じだと。



で、結局は「土」なのである。種を巻くも、作物が実るも収穫して売るも、土が悪けりゃそもそも何をも育たない。土壌をいかに作るかで、実る過程も収穫量も、後の種芋まで要は土なのだ。だから、地域で商売をやるのならいかに良い土を作るかが一番のポイントだと思う。



彼曰く「とてもわかる様な気がします」



というコトは、彼はしっかりと土を作っているのだと思う。



目先の損得、一時の贅沢、その日その日の気分で仕事をしていれば良い作物は実らない。そういう意味で今回のしゃべりのテーマにしてた「販路」とマッチングした所もあったのかもしれない。随分と気持ちよく喋らせていただいたのは頷きの量が多かったからだと思う。



一つ心残りだったのはスーツ着てやったコト。
もうスーツでやるのはやめよう。
次からは自分らしく。



そっちの方が、もって伝わるからね。



そう思うでしょ?

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