選抜

侍ジャパンWBC3連覇ならず。個人的には井端の3番とダブルスチールのサインに最後まで疑問が残る試合ではあった。何はともあれ、野球の結果を気にした数日が楽しかった。侍ジャパン、お疲れ様でした。



さて、侍ジャパンが話の中心ではなく、勝つ為のメンバーは「選抜」されたメンバーであるという事実に注目したい。侍ジャパンはプロ野球の各球団よりの選抜メンバーで構成されている。



たとえ実力があっても出ない選手も居た。メジャーの選手は一人も出ていない。勝つ為には彼らの招集も考えられたのだろうが、WBCという方向性に合致しえない選手を強制的にチームに加えてもチームは機能しない。



カッコつける訳ではないが、チームというのは目標が合致していなければいけない。WBCに優勝するという目標が全員で合致しているからこそ、メジャーが居る居ないの事実関係なくチームは機能して強くなる。幾らメジャーで個人の力量が高いとしても、優勝ではなく個人の売名や金銭が目的であれば果たしてチームとして機能して、強いチームに成れたかどうかは疑問だ。なのでこの際、井端の3番には目をつぶる(笑)。



勝つ為には「選抜」しなくてはいけない。目的な目標をを共有でき、互いの役割を理解し協力でき、弱点を補い合い、時に飛ばすゲキの裏にちゃんと認める姿勢がある者。そんな資質を持つ者を集められた時、始めて世界一って頂を目指すコトが出来るのだろうと思う。



僕は全員の育成と一緒の成長をイメージするコトが多かった。それはそれで間違いではないだろう。長い長いシーズンを戦う上ではその考え方が選手層を厚くするのかもしれない。ただ、一方で、短期決戦で切り込んで勝ち得る為のチームには、やはり「選抜」という考え方が必要だ。



チームの趣旨や方針、目指す先、目的や目標、価値観を共有できるメンバーを揃えるコトが勝ちを生む。



だから、選抜されない者も居て、そこに理由は一つしか無い。



選抜出来ないただ一つの理由は、チームの方向性に合致しないから。



僕は勝つチームを編成し、そのチームで勝つコトが自分の責任の果たし方。



だから、勝つチームを創る為に「選抜」しているのです。



お間違えの無い様に。

コメント