行儀よくあっちこっち動きながら順番を待つ。

列に並び、黙って待つことほど長いもんはない。ましてや、手が届きそうなのに目の前で売り切れてしまったら、そのやるせなさといったらこの上ない。そして、そんな事を、嫌というほど経験してきた。でも、周囲の人ってのは、順番が回ってきた瞬間の派手な部分しか興味や関心はなくって、順番待ちのやるせなさなど知ったこっちゃない。派手な瞬間だけに飛びつく人間と、待ちのやるせなさに付き合える人間と、どっちも良い人だ。悪い事などないのだ。みんな行儀の良い人間だ。ただ、順番待ちの事実ってのは、順番を待ってると長いってコトと、長く待ってる間をただ待ってるだけじゃもったいないから、何かをやるか考えるかって時間にあてがうか…ってコトを考えるかどうかっていう自分自身の問題なんだ。40も半ばに近くなってくると時間がとっても大事に思えてくるから順番待ちを急ぎたくなる。だからこそだ。順番を待ちってのは黙って待ってちゃダメなんだろうと思う。順番は、動いてないと回ってこないコトを僕は知ってる。

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