痛みや辛さを感じなくなるまでやれる人間。

結果をもたらしたいと思いつつ待っている時ほど辛いものはない。あぁ今日も来なかった、明日も来ないだろう。いや明日は来るだろうか。きっと良い結果だ、いやたぶん悪い結果だ、どちらでもいいから早く教えてくれ。いややっぱり明日も来なくていいよ。そんな自問自答を朝から晩まで自分の中で何百回も繰り返す。一言も口にしないままに一日に何百回も繰り返してまた一日過ぎる。そのままでいいと思ってないから、少しでも先に行こう思うから、少しでも先に行こうと思うコトが責任だから。そのままでいいと自分が口にした瞬間、すべてはそのままでよいコトが良い事になってしまうから。これまでもそうやって色んな事が終わってしまったのだと思う。ただ、待つのは本当に辛い。ダメだった時のダメージも大きい。派手に一発食らってノックダウンさせられるのと違う。何発も何発もボディブローを食らって、痛くて息ができなくなって構えが取れなくなってダウンするボクサーの気持ちがわかる。腹から血が出そうな気がして自分に鞭打つコトができなくなる。でも、そういう時に見えてしまう。自分の鞭打つ姿に期待してくれる人が居て、応援してくれる人が居て、その人も自身の未来をそこに重ね合わせ、その人もまた、同じ様に自分に鞭打ちながら僕の大事な人であろうとしてくれている姿が見えてしまう。だからこそ、たかだか待つぐらいで立てないって膝をつく訳にはいかない。たかだか待つぐらいで血を流している場合ではないと思う。痛みを痛みと、辛さを辛さと感じてる場合じゃないと思う。だって、自分の痛みを感じなくするコトができるのが人間。そんなコトを感じなくなるぐらいまでやれるのが人間なんだと思うから。痛かろうがも辛かろうが、時にそんなコトはどっちでもいい。ほら、こうやって書いてるウチに、痛みも辛さも消えた。

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