新世界編をスタートさせることにする。

すぐにかつての日常に戻ることは困難だと理解した。パンデミックにしろエコノミックにしろ、世界中が自分の社会をハンマーで殴ってるのだがら当然だ。日々は、まさに今破壊の最中にあり、見るニュースのすべての背景に古くなったビルを取り壊す様子が見えてしまう。


こりゃ「新世界」だなと思った。


どうやら僕は新世界に行くハメになった。常識が変わり、生活が変わり、社会が変わってく様をテレビやスマホで見る。仮に普通に生きれたとして平均80年ぐらいの人生なのに、随分ドラマチックな瞬間に遭遇してしまったもんだとつくづく思う。


なので、物書きを再開しようと思った。


自分で自分に「んな暇あるなら仕事しろよ」とも思う。しかし、僕は一般の労働者が定年までに働く時間分はもうとっくに仕事で消費した。「どうだ、すげぇだろ」と言ってんじゃない。新世界を考える事が今一番大事な仕事だと思うから書く時間も取って後に残したいだけだ。


だって、新世界の事は誰も何もわからない。


今、経営者をやっていて初めて良かったと思ってる。何がベストかもわからない中で正誤可否を誰かに乗っかり日々を過ごすなんて不安でたまらん。それより今は、新世界に向き合いながら自分でイチからルールを作り直して物事を決められる、この事以上の安心は無い。


違う違う、ピンチはチャンスじゃないよ、ピンチでしかない。


世界中が強烈にハンマーでぶん殴られて、物が足りずに人が死ぬし、金が無くて食うにも住むにも働くにも困って明日が消えて無くなった。そして、どうもそれが他人事である距離感をギリギリで保ちながらも、どうもひとごとでない状況である事を多くの人がうすうす感じはじめてる。


なら、派手な改革を、静かに粛々とやるしかない。


新世界は、人が互いの恩恵を忘れ、集団での判断がバカになり、隣の事ばかり気にして自分にいい様にと愚痴を言い続けてきた結果だ。ただそれでも、生き残らなきゃいけないし「新世界」で生き抜かねばならない。新世界に「前例」は無いから新しいやり方を考えるしかない。


という訳で、同じ価値観持つ本当の仲間、集合。


感染予防は基本に忠実に、でも経済活動は原則を柔軟に変える時。人との距離は常に2m空ける環境を常識にすれば対人関係のストレスが減ろう。ハンコを無くして電子署名やデジタル印章で済ませる規制緩和をやれば上下関係のストレスが軽減してパワハラも減ろう。という感じ。


できない理由は要らん、できたらどう得か?を考えられる人、集合。


新世界は、誰も知らないコトだらけなので「できません」が増えるのは必然。人は知らないコトは出来ないからそれは悪くない。ただ一方で「できるかも」「やってみよう」の人は見えてる範囲が広いってコトの証拠だ。だから、そういう人を集めていって新世界を乗り切るしかない。


つまり、悪いけど勝手にやらせてもらう。


社会に足並みは揃えるし法律は犯さない。ただ既存や前例の戯言じゃ食ってけないから、悪いけど出来る範囲で勝手にやらせてもらう。新世界の経営ってそういう感じだろう。古いけど、THE STREET SLIDERSみたいに自分の「スタイル」を貫いて「支持」を得るってコトかなと。


そういうコトで、新世界編をスタートさせることにしたんだ。

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