応募しつづける。

年度当初の恒例行事、各種補助金の申請書のそれら締め切りに追われている。社会福祉法人でも書くし、NPO法人でも書くし、営利法人でも書く。そして非常なエネルギーを費やすので連日でやってると他の仕事がままならなくなる。なので書く時は週末に1日で仕上げるつもりで書く。昨日も1本仕上げて送り、今月末までにもう1本書いて応募する。


「応募する」という作業のメリットというか、自分の考えを振り返るにはとてもよい作業だと思っている。今の自分の仕事をスキルを作ったのはこの「応募する」という作業をやり続けたといコトが結構大きい。このブログもそうで、自分の中に蓄積してるものを出してストーリーを創る作業を反復するコトで頭が鍛えられると感じる。


補助金申請書を書くと否が応でも過去を振り返る。そして、その当時の未熟な考えの自分と向き合う。1年前の書類を読み返しても未熟な自分がそこに居て「よくもまぁこれで通ると思ったもんだ」と呟きつつ、その「よくもまぁ」の余分な肉を削ぎ落とし、足りない肉を付け足し、書類をリライトする。


一番最初に応募で結果を出したのが平成18年だから2006年の夏。今から14年前。そこから2年間応募仕事をさせてもらって平成20年、2008年までやった。そっから足掛け12年、ずっと「応募する」という作業をやり続け、その都度その都度過去を振り返り、未熟な自分と向き合う作業を続けてきた。


他人がどうかは知らないけど、過去を振り返る仕事を続けて、僕自身はそうやって自分を創ってきた。考えて、整理して、決まった形式で書いて、郵送して(途中からオンラインも増えた)、発表までを耐えて、結果に一喜一憂して、落選して凹んで、たまに採択されてら喜んで。そしてまた考える作業に戻る。それを繰り返した12年。


新世界ってのは、それやってないと見えないんじゃないかと思ってる。


何度も過去と向き合い、少しずつ足元高くしてようやく見える景色のコトなのだろうと。

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